



- どういう事をしたらブログで著作権侵害になるか分からない
- ブログで著作権侵害をするとどうなるのか知っておきたい
- 著作権を侵害しないようにブログを書き進めたいので引用ルールなどが知りたい
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- ブログで著作権侵害が起こりそうな場面を紹介
- 著作権を侵害した場合の刑事罰などを説明
- 引用ルールや出典の明記法など著作権をかわす具体例を紹介
本記事では「ブログを書く際に気を付けるべき著作権侵害について」紹介。
読み終えれば、ブログを書いて捕まった...なんてことのないように気を付けるべきポイントが分かりますよ。
執筆者紹介
アフィラ(@afilasite)
5年目ブロガーでブログで独立まで果たした私が、「ブログの著作権に対する注意点」を詳しく解説していきますね。

ブログを始める時に注意する点が知りたい方は、[ブログを始める時の注意点25個]で解説しているのでそちらを先にどうぞ!
目次
ブログで注意すべき著作権侵害と画像や文章の引用方法3パターン【具体例】


ブログで画像や文章など、自分のオリジナルでないものを掲載する際には、著作権を侵害しないよう注意が必要です。
- 文章を引用して使う場合のルールと注意点
- 画像を利用する場合の注意点と方法
- SNSなどのコメントを使用したい場合の注意点と方法
こちらについて分かりやすく解説していきます。
間違った利用をして、知らず知らずのうちに犯罪者になってしまうような事は避けなければなりません。
本記事で全ては紹介できませんが、侵害に陥りやすい部分にフォーカスをあてて説明します。
ブログで注意すべき著作権とは


ブログを書く際に注意したい著作権についてですが、そもそもどういった権利なのか説明します。
著作権(ちょさくけん、英語: copyright、コピーライト)は、作品を創作した者が有する権利であり、また、作品がどう使われるか決めることができる権利である[1]。作者の思想や感情が表現された文芸・学術・美術・音楽などを著作物といい[2]、創作した者を著作者という。知的財産権の一種。
要は作品を創作した人の権利を守るための法律であるのですが、一定の条件を満たすと自由に使える場合もあります。
著作権法では,一定の「例外的」な場合に著作権等を制限して,著作権者等に許諾を得ることなく利用できることを定めています(第30条〜第47条の8)。
著作権法では、ルール内であれば著作権者等に許諾を得ることなく利用できると定められています。
著作権が自由に使えることに関する、関連の著作権法がこちら。
- 私的使用のための複製(第30条)
- 引用(第32条)
- 公開の美術の著作物等の利用(第46条)
著作権法に従いつつ、引用をして記事を書くようにした方がいいですね。
ブログで著作権を侵害してしまうとどうなるの?


ブログであっても、著作権の侵害をしてしまった場合、それは犯罪となりえます。
もし著作権を侵害してしまうと、以下のような罰則があります。
著作権侵害は犯罪であり、被害者である著作権者が告訴することで侵害者を処罰することができます(親告罪。一部を除く)。著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、著作者人格権、実演家人格権の侵害などは、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金などが定めれれています。
また、法人などが著作権等(著作者人格権を除く)を侵害した場合は、3億円以下の罰金となります。
さらに、私的使用目的であっても、無断でアップロードされていることを知っていて、かつダウンロードする著作物等が有償で提供・提示されていることを知っていた場合、そのサイトから自動公衆送信でデジタル録音・録画を行うと、2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金が科せられます。
権利者が申し立てることで、上記の処罰されることがあるので注意です。
ブログを書くなら著作権侵害にあてはまることのないよう、最低限の知識はもっておくべきです。
ブログで文章を引用する際の5つの注意点と利用方法


ブログを書く際に、著作権の侵害をせずに文章を引用する方法を紹介します。
その前に大前提として公表された文章であること、または権利者の許可が得られていること。
こういった文章でないと、勝手に引用すると権利を侵害してしまう場合があるので注意してください。
例えば、有料note、限定特典、オンラインサロンの情報を外に公開することは著作権の侵害に当たる場合があるので注意
では、引用する場合の方法ですが、下記の画像のとおりに引用すればOKです。
✅引用する際の5つのルール
①引用部分がハッキリわかるようにする
②引用部分を変更しない
③引用元を必ず明記する
④オリジナルの文章量を超えない範囲で利用
➄引用が記事の執筆に必要であること
ここから上図の①~⑤の内容について詳しく説明していくので、上手に引用してブログの質を高めていきましょう。
①引用部分がハッキリと分かるように区別する


著作権に引っかからない様に、ブログに文章を引用する際は、引用文分を分かりやすく区別することです。
この記事でも数回引用していますが、全て分かりやすく区別されていると思います。
ブログサイトやテーマによって使い方は様々ですが、引用を分かりやすくするための仕様は用意されている場合が多いです。
<引用部分><引用部分><引用部分>
上記のような装飾が、引用マークとして用いられるのが一般的てす。
②引用する内容を変更せずに利用する


ある文章をブログに引用する際に、誤字・脱字を直すことも著作権の侵害に抵触する可能性があります。
他人の文章を引用する場合は、変更を何も加えずにそのまま掲載しないといけません。
もし誤字や脱字が気になる場合は、引用した文章の最後に(原文ママ)と書いておくと読者にも分かりやすくなりますね。
③引用元(終点先)を必ず明記する


ブログで著作権のある文章を引用してくる時のルールとして、引用元を明記するというものがあります。
- 出典:○○
- ○○より引用
- 引用元【○○|△△】
引用の表記方法は様々ですが、自分のブログ以外から持ってきたと読者が分かるレベルならOK。
インターネット上で拾ってきた引用文であれば、リンクも貼って引用元へ飛べるようにしてあるとより丁寧ですね。
書き方はある程度自由なので、自身で気に入った書き方を見つけましょう
④オリジナルの文章量を超えない範囲で利用する


ブログに著作権のある文章をいくら引用していいと言っても、オリジナルの文章量を超えるほど使ってはいけません。
あくまで引用する文章は、自分の文章を補強する程度の役割として使いましょう。
⑤引用が記事の執筆に必要であること


ブログで著作権を侵害しないように引用する手法、最後のひとつはその引用することが文章の流れ上必要であることです。
例えばこの記事は、ブログでの著作権について書いています。
そこに突然、需要があるからと言って最新の芸能人NEWSなどを引用するのはやめましょう。
引用は文脈上必要である場合のみ、適切に行うのが基本です。
ブログに画像を利用する場合の注意点と利用方法


ブログで著作権侵害が起きる場合、多くの事例は画像の無断利用です。
まずインターネット上にある画像については、下記の様なものがあります。
- 商用利用可能な画像
- 商用利用不可能な画像
ブログは個人で書いていて、商用目的じゃないからという理屈は通じません。
ブログをインターネット上に公開しており、全世界に発信している状態の場合なら、拾ってくる画像は商用利用OKの画像を使うようにした方が良いですよ。
ブログで使えるフリー素材については、[ブログ用フリー素材サイト20選]でまとめているので、そちらをご覧ください。
画像の著作権以外で押さえておきたいポイント


ブログで画像を使用する際に、著作権以外でも知っておきたい権利があります。
- 肖像権⇒画像や動画を撮影された人が持っている権利
- パブリシティ権⇒有名人や芸能人が映っているものの権利
主に写真や動画を撮影された人が持っている「肖像権」というものがあります。
本人の承諾なく、勝手にブログに写真を利用することはできません。
また有名人や芸能人のもつ顧客吸引力を無断使用することもできません。
有名人の画像で多くの人を集めて利益を得ることは、パブリシティ権の侵害にあたる場合があります。
(個人インフルエンサーの写真などを無断使用し経済的利益を得た場合、パブリシティ権侵害で訴えられる可能性有)
商用利用可能な画像サイト


今回の話を聞くと、ブログでのアイキャッチ画像を探す時など、著作権侵害しない術が気になりますよね。
そんなブロガーのために、フリーで使える素材サイトがあります。
また、高解像度でブログの質を上げる画像を有償で使えるサイトもありますね。
利用規約、ライセンスをよく読んでブログの画像に使う画像を決めると良いですよ!
ブログで使えるフリー素材について知りたい方は、[フリー素材おすすめサイト20選]で紹介しているのでそちらをどうぞ!
ブログでSNSのコメントなどの注意点と利用方法


SNSで発信されたコメントをブログで利用する場合には、埋め込み機能を使うことで著作権の問題を回避することができます。
埋め込み機能はそれぞれのブログサイトやテーマによって、やり方が異なります。
Twitterの埋め込み例


埋め込み機能を使えば、著作権の侵害などをほぼ気にせずブログに使えるので、Twitterのツイートなんかは使いやすいですね。
【 読みやすい文章 】
・「、」は3個以内
・一文が50文字以内
・単語のリズムがいい
・不要な言い回しが無い
・漢字5文字以上を避ける
・語尾が同じならない工夫
・接続詞使った論理的な構成
・1見出しが4~6文(400字以内)
・ひらがな、漢字のバランス良し
・「その」「これ」「あれ」が少ない— アフィラ🔥鬼努力5年目ブロガー (@afilasite) August 6, 2020
比較的よく使われるTwitterの埋め込み機能を使うとこのようになります。
Instagramの埋め込み例


こちらも埋め込み機能を使えば、著作権の侵害などをほぼ気にせずブログに使えるので、Instagramの投稿も使いやすいですよ。
この投稿をInstagramで見る
Instagramの埋め込み機能を使うとこのようになります。
YouTubeの埋め込み例


ブログを運営する上で、著作権に抵触せずに説明動画を使いたいこともありますよね。
YouTubeの埋め込み機能を使うとこのようになります。
動画で補足説明をするのは、ブログ運営としても効果的ですね。
ブログで注意すべき著作権侵害と画像や文章の引用方法3パターン【具体例】まとめ


本記事では、ブログ運営で注意すべき著作権について解説してきました。
重要なポイントをおさらいすると下記のとおりです。
ココがポイント
- 文章の引用はルールを守って利用する
- 画像の使用は「著作権」「肖像権」「パブリシティ権」に注意をはらう
- SNSでのコメントなどを利用する場合は、埋め込み機能を使う
文章も画像もSNSもうまく使うことで、ソースの明示や権威性の確保にひと役かってくれます。
使いどころや権利の侵害には十分注意して、かしこく使っていきましょう。
今すぐできる具体的TODO
具体的TODO
- 自身のブログに文章を引用してみる
- お気に入りのフリー画像サイトを探す
- 著作権のほかに注意すべき点についての記事を読む
ブログで使えるフリー画像サイトについて知りたい方は、[ブログフリー素材おすすめサイト20選]で紹介しているのでどうぞ。
著作権のほかに注意する点が知りたい方は、[ブログの注意点25個]で解説しているのでこちらをどうぞ。
アフィラの小言

本記事では著作権問題について解説しましたが、実際のところネットの著作権はかなり曖昧です。
芸能人の写真等についても無断使用されている例が散見されますが、全てを追うことが出来ていないため、放置されている物が多数です。
しかし、著作権のルールは本記事で解説した内容や、著作権法のとおりなので、訴えられないようなブログ運営を心がけていくと良いですよ!
【無料】ブログ用のフリー画像素材おすすめサイト20選【初心者必見】