- ロングテールキーワードって?
- 稼げるロングテールキーワードの探し方が知りたい
- キーワード選定に役立つツールが知りたい
こんな悩みを解決します。
本記事ではロングテールキーワードの選び方を紹介。
読み終えれば、ロングテールキーワードの選び方がわかって稼げるようになりますよ!
執筆者紹介
アフィラ(@afilasite)
多数のロングテールキーワードで検索上位を獲得している私が、ロングテールキーワード選定の方法4STEPについて書いていきますね!
キーワード選定の方法は知っているんだけど伸びない方は、[ブログが伸びない本当の理由20個]で解説しているのでそちらを先にどうぞ!
目次
ロングテールキーワードの基礎基本
ロングテールキーワードの基礎基本は、ブログを運営していく上で絶対に頭に入れておくべきです。
実際に私はこのロングテールキーワードの基礎基本と選び方を知っているので、このように検索上位を複数獲得することが出来ています。
このように基本を押さえて、しっかりと選び方を学ぶことでビッグワードでの上位表示も可能になりますよ!
ロングテールキーワードの基本はブログ運営において必須知識
ロングテールキーワードとは
ロングテールキーワードとは、複数の様々な単語の組み合わせにより検索されるキーワードの事を言います。
1単語のキーワードで、頻繁に検索されるキーワードをビッグワードと呼ぶ場合が多いです。
そのワードを「軸」にした3から4単語で構成される複合キーワードをロングテールキーワード、ニッチキーワードと呼びます。
内容 | 例 | 検索数 |
---|---|---|
ビッグ | 筋トレ | 大 |
ミドル | 筋トレ サプリ | 中 |
ロングテール | 筋トレ サプリ オススメ | 小 |
こんな感じですね。
詳しくは後述しますが、ロングテールキーワードは検索母数は少ないですが、検索の意図が明確です。
そのため、しっかりとそのキーワードに対して詳しく解説した記事を書くことで、成約(CV)しやすい特徴があります。
ロングテールキーワードはCVR(成果達成率)が高い
ロングテールSEOとは
ロングテールSEOとは、名の通りロングテールキーワードでSEOを攻略していく手法です。
この「ロングテールSEO」は一定数のキーワードがあり、検索の競合が少ないニッチキーワード向けに記事を書いていきます。
Google検索(オーガニック)からの集客のほとんどを、このロングテールSEO施策を行った記事で獲得するというわけです。
ロングテールキーワードで集客し、成果が発生する記事に誘導を行って収益を発生させることを目的とします。
ロングテールは競合が少ないため上位表示が比較的簡単!
ロングテールキーワードの選び方4STEP
ロングテールキーワードの選び方4STEPを、初心者向けに徹底解説していきます。
このロングテールキーワードの選び方は、ブログを運営する上で一番大事な部分。
この4ステップで①→②→③→④→③→④→…とロングテールの調査とボリュームやライバル調査を繰り返します。
ものすごい地味で大変な作業ではありますが、ここで手を抜いてしまうと永遠に稼げないですよ。
ですので、この作業には全力を出しましょう!
それではこの4ステップについてそれぞれ解説していきます。
手を抜いてキーワード選定をすると痛い目を見る。
ブログの方向性に沿ってビッグワードを設定
まず、ブログの方向性を決めビッグワード(ジャンル)を設定します。
ロングテールSEOを効率的かつ効果的に行うには、サイト全体のキーワードを設定しておく必要がありますよ。
例えば、このようなキーワード。
- ブログ
- 筋トレ
- 化粧品
- SNS
「そのブログで何を書いていきたいのか、どのようなサイトを作りたいのか。」を決定し、そのビッグキーワードを設定します。
例えば私のブログは「ブログ」と「Twitter」をビッグワードとして設定。
そのキーワードまたはそれに関連するもの以外は書きません。
ビッグワードに沿ったミドルワードを決定
次にビッグワードの関連キーワードとしてミドルワードを決めよう!
「ブログ」で調べて見るとこんなキーワードがミドルワードで存在することが分かる。
キーワード | 検索数 |
---|---|
ブログ 収入 | 18,100 |
ブログ 始め方 | 18,100 |
ブログ オススメ | 14,800 |
ブログ 収益化 | 4,400 |
こんな感じで一定数以上の検索需要がありそうなキーワードをミドルキーワードとして決定します。
必要であればこれらをカテゴリーページとして設定してしまうのもあり。
ミドルキーワードをそのブログのカテゴリーとするのもありだぞ
ミドルワードごとにロングテールキーワード調査
次に、ミドルワードごとにロングキーワードを調査しましょう。
例えば、「ブログ 始め方」のミドルワードで調査した結果が下記のとおり。
キーワード | 検索数 |
---|---|
ブログ 始め方 wordpress | 260 |
ブログ 始め方 無料 | 140 |
ブログ 始め方 本 | 90 |
ブログ 始め方 初心者 スマホ | 720 |
これらのニッチワードを使って、質の高いコンテンツを作成していくことによって、結果的に「ブログ 始め方」というミドルワードを攻略していくことに繋がります。
こんな感じでロングテールキーワードの仮決めを行っていきましょう。
仮決めしたキーワードは、エクセルやスプレッドシートを使ってミドルワードごとにまとめておくと管理を行うとが楽。
このようにビッグ→ミドル→ロングテール。の順でキーワードを決定していく。
ボリュームやライバルをチェック
ボリュームやライバルをチェックして行きましょう。
- ボリューム:検索数
- ライバルサイト:同じキーワードで書いている競合サイト
ボリュームを調べないと、需要が存在しないキーワードで記事を書いてしまうことになってしまったりします。
ライバルサイトもしっかりと調査しないと、強豪サイトがひしめくキーワードで記事を書いてしまったりしてしまいます。
せっかく質の高い記事を書いても、検索上位に表示されないということが起こってしまいますからね。
ボリュームの調査方法とライバルチェックの方法は、[アフィリエイトキーワードの選び方3ステップ]で詳しく解説しています。
この作業が実は一番大事。
キーワード選定の補助ツール一覧
キーワード選定を手助けするツールの一覧を置いておきます。
どれもブログを運営する上で必須級のツールですよ!
ウーバーサジェスト | 検索ボリュームのチェックが可能 |
---|---|
キーワードプランナー | 検索ボリュームのチェックが可能 |
ラッコーキーワード | 関連するキーワードを一括で取得出来る |
キーワードサーチベータ | キーワードマインドマップを作成してくれるツール |
Googleトレンド | 過去の検索ボリュームやトレンドワードのチェックが可能 |
Extract People also search phrases in Google | 再検索キーワードが確認出来る |
Yahoo!Japan虫眼鏡 | Yahoo!検索で検索した時にサジェストが確認出来る |
サーチコンソール | 自分のサイトの訪問情報等が確認できる |
GRC (検索順位チェックツール) |
自サイトの検索順位を確認出来る(GRCやRankTracker) |
これらのツールを使いこなすことで、キーワード選定の効率が上がります。
ブログを運営する上でこれらのツールを使いこなすことは必須のスキル。
ロングテールキーワードのメリット3つ
ロングテールキーワードに狙いを定めて、集客を行おうとすることには大きく3つのメリットがあります。
それぞれ一つづつ深堀りしていきますね。
競合が少ない
ロングテールを狙うと、競合が少ないことがメリットの一つです。
なぜなら比較的競合が少ないケースが多いので、検索上位に表示される確率が高くなるから。
例えば私はこのように競合が比較的少ないワードで上位表示を獲得しています。
ロングテールキーワードは検索数自体は少ないですが、確実にアクセスを獲得することが出来ます。
競合が少ないニッチワードの記事を積み上げることで、ブログ自体のアクセスも増加。
もちろん競合が多いロングテールキーワードも存在するので、仮決めしたキーワードの調査はしっかりと行いましょうね!
ロングテールで競合を少ないところを狙っていくのが稼ぐ近道。
記事が書きやすい
ロングテールキーワード記事が書きやすいです。
なぜなら、ニッチなワードはユーザーの検索意図が明確に想像出来るから。
例)ブログ 始め方 ワードプレス
この例では「ブログをワードプレスで始めるにはどうしたらいいかわからなくて検索した」のような意図がありそうですよね。
この意図にしっかりと答えられるように、ワードプレスでブログを始める方法を詳しく書けば質の高い記事になります。
もちろん、ロングテールだからといって手を抜いた記事を書くのは厳禁!
ロングテールは検索意図が明確に想像しやすい。
読者がアクションを起こしやすい
ニッチキーワードは読者がアクションを起こしやすいです。
例)ブログ 始め方 本
この例で検索した読者は「ブログの始め方に関する本を探していて、良い本があれば購入したい!」という検索意図があります。
例)ブログ サーバー オススメ
この例では「ブログのレンタルサーバーがどこがいいのか探していて、一番良いところで契約したい!」という意図があるはず。
そのため、ロングテールキーワードで検索したほとんどの人がなんらかのアクションを起こす前提なんですよね。
ご覧のように、ロングテールキーワードからのコンバージョン率は50%を超えている。これは、ビッグキーワードの約100倍の確率だ。
実際にロングテールキーワードで書いた記事のCVR(成果成約率)は高いというデータも出ています。
ロングテールはCVRが50%以上
ロングテールキーワードの具体例3つ【SEO効果があるのか実例解説】
「ロングテールキーワード狙いが良いことはわかったけど、本当に上がるの?」と思っている方も多いでしょう。
という事で、当ブログ「作業ロケット」の実例をGRCデータを元に紹介していきます。
具体例①:「Twitter アイコン 加工」で2位
✅「Twitter アイコン 加工」:2位
- Twitter系ロングテールキーワード
- 月間検索ボリューム:390vol
- 投稿日:2020年8月3日
- 1桁台獲得:2020年8月30日
- 2位獲得:2020年9月19日
- 記事:Twitterアイコンに丸フレームを付ける加工方法とは?【誰でもできる】
こんな感じです。
そこそこボリュームあるキーワードでも、1カ月半で2位を獲得し、その後安定したアクセスが獲得出来ているのがいいですね。
具体例②:「ブログ ネタ 一覧」で2位
✅「ブログ ネタ 一覧」:2位
- ブログ系ロングテールキーワード
- 月間検索ボリューム:170vol
- 投稿日:2019年11月25日
- 1桁台獲得:2020年2月頃
- 記事:ブログネタの具体例185個一覧まとめ|ネタに困ったらチェック!
こんな感じです(※過去のデータを一部無くてすみません)。
「ブログ ネタ 一覧」という少し空いているロングテールキーワードを狙うことで、安定して上位が獲れている例です。
具体例③:「Twitter いいね 増やす」で強調1位
✅「Twitter いいね 増やす」:強調1位
- ブログ系ロングテールキーワード
- 月間検索ボリューム:390vol
- 投稿日:2020年7月25日
- 1桁台獲得:2020年9月1日
- 1位獲得:2020年10月13日
- 記事:Twitterでいいねを増やす!レベル別に解説【フォロワー3万人への道】
投稿から3カ月以内に強調1位を獲得出来ています。
ロングテールキーワードをしっかり狙っている結果と言えますね!
こんな感じで強調1位を獲れています。
競合が少なく、自分が得意な分野のロングテールキーワードを見つけて攻略していきましょう!
ロングテールキーワードを選ぶ時の注意点3個
ロングテールキーワードを選ぶときの注意点は以下の3つ。
キーワード選定の際にこの3つは最低限注意します。
これらに注意しないと、「キーワード選びに失敗してしまって記事を書いたのが無駄だった。」といった事になりかねません。
それでは一つづつ深堀りしていきましょう。
失敗しないためにも最低限の注意事項を覚えておこう!
キーワード軸が決まらない
一つ目の注意点として、「ブログ全体のキーワード軸が定まっていない。」ということがあります。
- どのようなブログにしたいのか
- どのようなブログだと思われたいのか
漠然となんとなくブログを始めてしまっていると、このような考えが抜け落ちています。
しっかりとブログの方向性が定まっていると、「キーワードが出てこない。」と言うことは無いです。
「このブログでユーザーの知りたいこと(ニーズ)は満たせるのか」をじっくり考えてみるといいですよ!
やりたいこと/伝えたいことが無いとキーワードは出てこない。
専門性が高すぎる
2つめの注意点として、専門性が高すぎることが挙げられます。
専門性が高い場合には、「根拠」や「監修元」をどう書けばよいか調べるのに時間がかかってしまうんですよね。
結果的に書けないということになりかねません。
ブログ ワードプレス 仕組み
たとえばこのキーワード例だと、ワードプレスはだれがどのように作って、どんな仕組みでブログがネット上に公開される。
みたいな内容を書かなければいけないことが想像出来ます。
5年間ブログを書いてきた私でも、ワードプレスの仕組みについてまで書くのは非常に時間がかかる事でしょう。
というか書きたくないです(笑)
基本的には書きやすいニーズから記事を書いていくのが吉、場合によってはビッグ/ミドルキーワードを改めてみるのもありです。
専門性が高いキーワードは避ける。
企業ブログしかいない
3つめの注意点として、企業ブログが上位を席巻していることが挙げられます。
現在のSEOの基本原則として、企業ブログには勝てないと思っておきましょう。
主な理由はSEO対策重要なE-A-Tを高めやすいといった点にあります。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
これらの頭文字をとったもので、Googleがページの品質を評価する上で最も重要としている項目の一つです。
どれも企業が運営しているブログでは高めやすいといった特徴があります。
様々な理由がありますが、これはシンプルに"お金の力"だと私は考えています。
というのも企業の方が個人で運営するより人員を投入することが出来ますよね。
本気を出せばミドルキーワードに関連するロングテールなんて、お金の力ですぐに網羅出来てしまいますよね。
やりようはないことはないのですが、真っ向勝負では勝てない確率の方が高いです。
無難にそのキーワードでは戦うことは避けましょう。
企業ブログが上位にいるようなキーワードは避けよう。
ロングテールキーワードの選び方4STEPまとめ
本記事では、ロングテールキーワードの選び方について詳しく解説してきました。
重要なポイントをおさらいすると下記のとおりです。
ココがポイント
- ビッグ→ミドル→ロングテールの順でキーワードを決定
- ボリュームやライバルをチェック
- ロングテールキーワードの注意点をしっかりと守る
今すぐできる具体的TODO
具体的TODO
- まずはツールを導入する
- ビッグワードを決めてミドルワードを複数決める
- ミドルワードからロングテールを仮決め
- 仮決めしたキーワードを調査
ブログが伸びなくて困っている方は、[ブログが伸びない本当の理由20個]で解説しているのでそちらを先にどうぞ!
読んでおくと更にブログで稼げる力をつけられるようになりますよ!
アフィラの小言
ロングテールキーワードの方が、購買意欲も高く、記事が書きやすいので初心者にはおすすめ。
ビッグキーワードで勝負する前に、まずはロングテールKWをしっかり狙って、上位表示する感覚を掴んでいこう。
その繰り返しでブロガーとして、成長していくことが出来ますよ!